ギャグコネタ言い回しのリズムとかライムとかからして違うもんね。
実際ページは黄色くないかもしんないけど。
冒頭のさしずめインテリ野郎とかってマクラはどーでもいいんすけど。
やっぱ好きなことについて書き始めるとズンズン筆が走るんでしょう。
ダートトラックを愛する方は、たった5ページのためだけにでも、
立ち読みじゃなくって買ったらいいと思います。
今月のロードライダー。
日本で初めてのオートバイレースは、
一般的には浅間火山とかって思われてますけどね、
実際は今からだいたい100年前、東京上野の不忍池のほとりで開催されたのらしい。
これってば第一回マン島TTレースのたった数年後ですよ。
池の周りをグルグルグルグル回ってさ、
その時代そこは間違いなくタールマカダムでペイブドされてないわけなのでね、
つーか今でも池之端は旧都電の敷石かなんかの再利用品で舗装されてますけどね、
これすなわちダートトラックですよ。
時計回りだったかもしれんけどね。
今でもアメリカじゃあダートトラックってのはさ、
最も純粋で初源的なオートバイの競争種目って考えられてるらしくてね、
多分まっすぐ走るほーはドラッグレースが担当してて2本柱なんだと思いますけどね、
だからこそ今でもあの国では大事にされてるんじゃないかと思います。
歴史の浅い国だから自分らの文化は自分らで守るって感じなんだろね。
そしてそんなアメリカのダートトラック会場のパドックには、
昔ながらのレース場の雰囲気が今でもバリバリ残ってる。
GNCでもローカルでもプロもアマもカンケーないですよ。
一回でも見に行けばわかります。
こればっかりは写真や動画じゃわからないから想像してほしい。
まぁP8だってかなりいい雰囲気ですけどね。
ロードとかMXとかを知ってるヒトはわかると思いますが、
グルグルレースのパドックの雰囲気ってね、
洋の東西を問わず似てるし独特だし素敵だしノスタルジックですらあるでしょうが。
といわけでここに断言します。
ダートトラックはすべてのオートバイ競争の始まりです。
そこには純粋なスポーツマンシップとレーシングスピリットがあります。
我々は死力を尽くし知恵を絞り、
この国からグルグルレースが消滅する事態をなんとしても回避せねばなりません。
これから春まで、ただただ走って思い出作ってる場合じゃないですよ。
練習すればレースには勝てるかもしれませんが、
はっきり言ってこっからはそれだけが勝負じゃありません。
やっていただきたい事はまだまだあります。
個人にとっては単なる一時の趣味かもしんないけどね、
社会にとっては娯楽だって大事な文化だし、しかも伝統芸能だかんね。
歌舞伎とか能とか狂言とか落語とか相撲とかがさ、
演者少ないし儲からないから止めますねハイそーですかって話は聞いた時がない。
早すぎる諦めですとか他人任せの丸投げとかは末代までの恥となりますよ。